HSPの自分には教師がつらい
HSPの先生に4つの働き方を紹介するよ!
- HSPさんが教師に向いてないと悩む4つの原因
- 【実体験】HSPの僕は教員が無理だと思って会社に就職した理由
- 教師に向いてないと悩むHSPさんの4つの強み
- HSPで教師が向いてない人向けキャリア事例④選
2023年度(2022年度実施)公立学校教員採用選考試験で、小学校教員の競争率(採用倍率)が2.3倍と過去最低を更新したことが2023年12月25日、文部科学省の調査結果より明らかになった。全体の競争率も6年連続で下がり3.4倍と過去最低を更新した。
上記の結果からも分かる通り、教員自体の人気が下がり続けています。それぐらい教師の仕事は「ハード」だということがわかります。
HSPで繊細な気質がある人は、さらに教師の仕事が辛い・・・と感じているはずです。
そこで今回は、キャリアに悩む教員の方の相談に50名以上乗ってきた経験を元に、HSPの教師が悩む原因と、教師を辞めた後のキャリア事例をご紹介します。
HSPが教師に向いてないと悩む4つの原因
HSPで教師に向いてないと悩む人の原因は、
上記4つの原因があります。
それぞれ解説します!
人間関係の悩みを受けやすい
特に繊細な気質があるHSPの人は、周囲の職場環境によって自分のメンタル状態や仕事のパフォーマンスが大きく変わってしまいます。
もし人間関係が悪いと下記のような負のループに陥ります。
【人間関係の負のループ】
年功序列などの人間関係で悩む
↓
言いたいことが言えなくなる
報連相がしづらくなる
↓
仕事のミスが増える
周囲の目が気になる
↓
周囲からの評価が下がる
言いたいことがさらに言えなくなる
↓
余裕がなくなり自己肯定感が下がる
仕事スピードがさrない遅くなる
残業が増えて仕事の負担UP(絶望)
↓
やりたくて始めた教師の仕事なのに
しんどい,辞めたいと思ってしまう…
人間関係が悪いと仕事が進まなくなり、自分の残業時間が増えてしまい、すごく苦しくなってしまいます。
真面目で責任感が強い
なぜかというと、
少なくても上記のような問題があるからです。
僕は教育学部卒なのですが、真面目な友人ほど教員を辞めています。特に小学校の先生を辞める人が僕の周りは多いですね。
マルチタスクが苦手
複数の仕事を同時にこなす必要がある学校の職場だと、HSPさんは余裕がなくなっていつもバタバタしてるように見られることもあります。
【教師はマルチタスク】
・生徒からの提出物を確認
・明日以降の授業の準備
・教員同士のミーティング
・小テストや定期テストの作成,準備
・学校の行事やイベントの準備
・保護者からの電話対応
・部活動の準備や対応
なるべくHSPさんは1つの作業に取り組める仕事を選んだ方がベターです
同じマルチタスクが求められる仕事に保育士があります。
こちらの記事で「HSPは保育士が向いてない3つの原因」紹介しています。
体力的にも精神的にもしんどい
なぜかというと、周囲の目が気になるだけでなく、常に体がこわばって肩に力が入っているような状態のため、普通の人の1.5倍〜2倍以上疲れやすいからです。
しかし、真面目で責任感が強いこともあり、自己犠牲で仕事をしてしまったり、自分が休むことを後回しにしてしまっている人が多いです。休むのは悪いことだと思ってしまう学校の職場にも問題があります。
定期的に意識して休まないとお休みの日もずっと脳内で仕事をしてしまいます。なるべく積極的に休むことを取り入れていきましょう。
他の仕事と比べて教師ならではの悩みも実は多い
例えば、
【教師が抱える悩み】
・年功序列で意見が言えない
・休日出勤が多い
・IT導入が遅い
・生徒/保護者トラブル
上記4つは一般企業であればあまり悩むことはありません。
このシステムどうなの?と僕は思って教員にはならずに、一般の教育系会社に入りました
【実体験】HSPの僕は教員に向いてないと思って会社に就職したが・・・
いざ民間の教育系会社に入社したものの、マルチタスクで仕事が全然終わらず残業続きの毎日でした。
やりたいと思って入社したのに仕事に追われて自分が潰れそうだ
と思っていました。
残業が月100時間を超えてパワハラ上司からも精神をボロボロにされ、同期で自分だけ昇進できず絶望しました。そして逃げるように26歳で会社を辞めてWEB系フリーランスになりました。
その後は、「子どもや保護者のためにがんばろう!」という気持ちよりも、まず自分自身を満たすことを考えました。ぶっちゃけ自己中で自由すぎる時期もありましたが(笑)、まず自分ファーストに切り替えて複数の仕事を経験しました。
でも自分の「できること」が増えたので、お仕事サイトや転職サイトを見ても選択肢がグンと増えました(スカウトをもらうこともあります)。今は自分に少し余裕が生まれたので、WEB系の仕事を継続しながら教育関係の仕事にも再度取り組んでいます。他の仕事をしているので、「最悪クビになってもいいや!!」と思えるようになったので精神的に非常に快適です(笑)
教師に向いてないと悩むHSPさんの4つの強み
教師に向いてないと悩むHSPさんには、
上記4つの強みがあります。HSPの特性をポジティブに捉えることで、自分に合った仕事を選べるようになりますよ。
責任感が強い
HSPの先生は1つ1つの仕事を丁寧にこなそうとするし、ちゃんと最後までやり遂げようとする傾向が強いです。
自分の仕事に対する責任感が強いHSPさんにはWEBの仕事がおすすめです。なぜかというと、自分の仕事に責任感を持って実行できるとそれだけクライアント(お客さん)から評価されるからです。
【HSPの先生にWEB系の仕事がおすすめ】
・丁寧に仕事を実行できるから
・途中で投げ出さずに最後まで仕事をこなせるから
・自分の仕事には責任を持って対応できるため
自分よりも他人ファースト
HSPの先生は良くも悪くも、自分を犠牲にして仕事をこなす・・・という人が非常に多いです。つまり、それだけ相手のために尽くすことができるという強みがあります。
【HSPの先生に成果報酬制の仕事がおすすめ】
・自分が頑張った分だけ評価される
・相手やお客さんのことを考えるほど報われる
↓ 例えば…
採用代行/営業代行
SNS運用代行 など
僕はSNS運用代行の仕事をした時に、クライアントをなんとか勝たせるためにどうしたら良いか?を必死に考えていました。この時自分の強みに初めて気づきました。
細かい気配りができる
教師の仕事は複数人の生徒に対して授業をしたり、保護者が絡んでくることもあるため、教師の仕事を通じて細かい気配りをすることが自然とできる人が多いです。
特にオンラインでできる仕事に取り組むと、この細かい気配りができることが発揮されます。
【僕の体験談】
・10人チームのリーダーを経験した時の話
→チーム内で不安を感じてそうな人がいたので個別に話を聞くと「辞めようか悩んでいた」ということが発覚。話を聞くことで不安を解消して仕事に前向きに取り組んでもらえるようになった。
生徒への想いが強い
生徒1人1人に対して向き合う強い気持ちを活かせる仕事を選ぶのがおすすめです。例えば、自分が助けたいと思えるお客さんをサポートするような仕事が特におすすめですね。
【僕の体験談】
僕の場合は、この人助けたい!力になりたい!という起業家さんやインフルエンサーさんや社長さんのSNS集客などのお手伝いをする仕事をオンラインでしています。おせっかいタイプの自分にはすごく合っているなぁと強く感じます。
他人を助けるようなサポート系の仕事が教師のHSPさんにはおすすめです
HSPで教師に向いてないと悩む人の3つの解決策
HSPで教師が向いてないと悩む人は、
上記3つの行動を取るのがおすすめです。
それぞれ解説します!
まず自分ファーストの思考に切り替える
これまで生徒や保護者のために頑張ってきたので、新しいキャリアでは自分を第一に考えてもOKです。
自分ファーストの思考になれると、良い意味で自己中になれるので、仕事も無理せず程よく取り組めるようになりますよ。
繊細で責任感を活かせる仕事を考える
1つ1つの業務を丁寧に責任感を持ってこなせるのは大きな強みです。今の仕事へのスタンスを活かせるようなオンラインのWEB系の仕事を探してみましょう。
まず小さく在宅ワークをしてみる
転職するのが怖いのであれば、まず小さく在宅ワークをしてみるのもおすすめです。もし副業禁止というのが怖ければ、スキル習得だけしてまだ稼がなければOKです(笑)
小さく在宅ワークを始めてみると、自分に合った仕事を見つけることもできますよ!
転職の準備を始めたいと考える人も多いでしょう。
こちらで「おすすめの副業ランキング7選」で紹介しています。
HSPで教師が向いてないと悩む人のキャリア事例
HSPで教師が向いてないと感じる人には下記4つのキャリアがおすすめです。
それぞれ解説します!
自分に合った会社への転職
もし人間関係で悩まないような自分に合った会社が見つかれば転職するのもありです。
ただHSPさんに向いている会社は少ないのであまり期待しすぎない方が良いでしょう。
自分のスキルやできることを増やして、働き方の選択肢を増やしましょう!
会社員+在宅ワークをする
転職すると給料が下がりそうだから転職できなくて悩んでる
という方も在宅ワークをすることで、本業の会社員で足りない部分を補うことができます。もし在宅ワークで稼げる金額が増えてきたらフリーランスになるのもありです。
アルバイト(パート)+在宅ワーク
上記のように3つの働き方ができます。もし小さいお子さんがいる方でも、在宅ワークをすればパートで早い時間帯に仕事を切り上げて自宅に帰ることができます。
フリーランス
フリーランスになることで、教員と比べてストレスが少ない働き方ができます。
教員 | フリーランス | |
職場環境 | 🔺他人と同じ職場でストレスを感じながら作業 | ⭕️1人で作業できる |
仕事の作業効率 | 🔺周囲の目が気になって作業効率が悪い | ⭕️集中できてスピーとが早い |
人間関係 | 🔺同僚の先生、生徒、保護者で疲れる | ⭕️疲れにくい |
休憩の取り方 | 🔺ルールがある&同僚や生徒に気を遣う | ⭕️自由 |
上記の表のように、フリーランスになるとストレスが激減します。
HSPさんにはフリーランスでの働き方が向いていますが、自己管理が非常に重要になります。規則正しく朝起きれる、スマホを見てダラダラしないなどの自己規制ができる方にはフリーランスがおすすめです
転職やフリーランスに転向することを考えている人も多いでしょう。
こちらの「仕事を辞めたい人の事前チェック項目」も合わせて読んで下さい。
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